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タイヤを100%活かすチューニング。 | ||
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チューニングメニューは別項に明るいので割愛するが、3.6Lユニットの911ターボ(996)をベースに開発されたM700は、足まわりこそがマンタイのレーシングノウハウの固まりがだ。オラフ・マンタイはタイヤを使い切るサスチューンをポリシーにする。均等なトレッドの減り方こそが、クルマのポテンシャルを最大限に活かす近道である言い切る。事実マンタイの送り出すチューンドモデルは、すべてマンタイ製のコーナーウエイト計やレーシングメジャーメントを用いて完璧にセッティングされる。その足のしなやかさはある意味驚異だ。 チューニングの根拠はニュルのオールドコース。この世界一厳しい道を、いかに速く、快適に走破可能か。しかも日常での使用を前提としたフレキシビリティさも持ち合わせていなければならないのだ。強力なエンジンパワーとそれを完璧に受け止めるブレーキパワーとこのセッティングは、オラフ・マンタイ以外、誰にも真似できない。 |
M700のパワーと足に触れ、もしもマンタイを一流と評価できない人がいたら、その人物はホンモノのチューニングカーを知らないことになる。日本にもこのホンモノを伝えるべく、マンタイモータース・ファーイーストが設立された。アジア圏のマンタイの正規インポーターとして活動を始めた同社は、吊るしのコンプリートカーの販売よりも、パーツの組み込みとチューニング、つまりセッティングに力を入れるという。たとえばマレーシアの顧客からオーダーが入れば、オーナーの元に出向き、しかるべき場所でセッティングを行なうという。メカニックはすでにマンタイレーシングで、研修済み。どんなパーツを選び、どんなパーツを取り付けるかではなく、セッティングこそがチューニングカーのキモだという考えだ。かつて、そんなポルシェ・チューナーがあっただろうか。 | |