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スーパーカーインプレッション
スーパーカーインプレッション

高速巡行でもキャビンは、快適な空間を保つ。

晴天の下で見るロードスターは、かなりスタイリッシュ。パワートレインはクーペと同一だから、その動力性能は知ったとおり十二分なもの。スペックだけでいえば、580psの6.2L V12ユニットと可変トルク機構を持つFRライクな走りを約束する4WDの組み合わせはモダンスーパーカーの中でも非常に魅力的だ。ロードスターのラインナップどおり、試乗車には6速MTとeギヤが用意されていた。最初にキーを握ったのは6速MT。トップ外した状態だ。クーペ以上のボリュームのサウンドを背後に、ロードスターのエンジンはスタートした。

ウインドシールドが寝かされたおかげで視界とその圧迫感に不安が残ったが、それはもちろん杞憂に終わった。新しく備えられたエンジンフードのバルジのおかげでルームミラー越しの後方視界が妨げられる以外、不満は感じない。なにせ青天井だ。オープンの爽快感はいうに及ばず、V12サウンドをダイレクトに聞き取れる楽しさのほうがクローズアップできる。メカニカルノイズは、この手のクルマ好きにとってけして耳障りなものではないだろう。フェラーリのような演出された甲高いサウンドは聞こえてこないが、マルチシンダー特有の重厚感が心地よい。あまり褒められることのないランボルギーニのエンジンサウンドだが、こうして改めて聞くと案外捨てたものではない。アクセルペダルとリンクする豪快な吸入音とエキゾーストノートは、なかなかアグレッシブだ。

シート後方、左右をまたぐかたちで取り付けられるウインドディフレクターは風のキャビンへの巻き込みを最小限に抑える。目線より少し高い位置にあるサイドウインドウも、効果的に作用している。トップを開けたまま100km/hオーバーのクルージングであっても、パッセンジャーとの会話の音量に困ることはない。多くの場合会話の傷害になるのは風切り音とキャビンへの風の進入だが、そのどちらも十分に押さえ込まれている。見た目だけではなく、機能も備えたキャビントップのデザインであることが分かる。

オープン化によって気になるのがボディへのストレスと、乗り心地の悪化だ。ふたつともオープンモデルの爽快感と引き換えに失うボディ剛性の低下によって導き出されるものだが、ムルシエラゴ・ロードスターの場合、気になるボディ剛性の悪化はさほどなく、それ以上に乗り心地がマイルドになったとさえ感じ取れた。これにはいくつかの変更ポイントが効果的に作用していると理解できる。

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