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スーパーカーインプレッション
スーパーカーインプレッション

サーキットでの全開走行ににも関わらず、
ガヤルド・スパイダーは音を上げなかった。

ハナシはそれてしまったが、ガヤルドのパフォーマンスを試すのに、60マイル(約96km/h)の制限速度を持つフリーウエイは適当とはいえない。スペック表に掲げられた最高速度は、ルーフを閉じた状態で314km/h、オープンであっても307km/hのトップスピードを保証する。したがって、そのパフォーマンスをフルに引き出すためには、合法的に300km/hオーバーを試すことの出来るステージが必要だ。

サーキットでの試乗は、先導車付きで行なわれた。先導車はガヤルド・クーペ。チームは5台が一組になる。自由に走れないストレスが、ガヤルド・スパイダーの評価に影響しないかと幾分心配になったが、それは杞憂に終わった。いや、杞憂どころかこの先導車付きの試乗は大いに楽しめた。

先導車のパイロットは、なんとドイツ本国でアウディ・ドライビングエクスペリエンスのインストラクターを担当するトップガンたち。彼らのペースは尋常ではない。体が暖まるまではミラー越しにこちらの様子を伺っているが、ある程度我々後続がついて行けると判断したその瞬間から、ペースは恐ろしいほどに上がった。

彼らはアウトインアウトのライン取りを基本に、レコードラインを容赦なく進む。1周するごとに先導車直後のの後続車が1台ずつ最後尾に下がるシステムだから、自分が先導車のすぐ後ろにつける周回では、トップガンのドライビングするラインを完璧にトレースし、少しでも追いつこうとするのだが、それは簡単なことではない。

短いストレート。ステアリングが直進状態のうちにブレーキング。左のパドルを引き、eギヤを3速から2速に落とす。左コーナー。クリップ。すかさずアクセルオン。ラインは同じだ。だが、コーナーの脱出速度が違う。立ち上がりでジワリと離される。追いつかない。短いストレートで先導車のリヤにつく。ふたたび左コーナー。先導車のは2速のまま。こちらもそれに続く。コーナーのアペックスでアクセルオン。立ち上がり──。右足に力を込めるが差は縮まらない。それどころか先導車のテールレンズが徐々に小さくなっていくのが確認できる。

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