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オハイオって何が有名なの? と聞かれたら、私はロンガバーガーのバスケットとアンティーク食器のファイヤー・キングと答えるでしょう。もちろん、どちらもオハイオに住む前にはまったく存じ上げなかった品々であります。どちらも発祥の地がオハイオであるため、そこらに住む女子ならば周知のこと。 |
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ロンガバーガーのバスケットの特徴を説明すると、一般的なバスケットは籐で編んだものが多いと思うのですが、こちらのものはメイプルの木を使っているところが最大の特徴と言えます。もともとは農家の収穫用として作られたものだそうです。
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親子3代、100年使えるシロモノという評判で、初めてこのお話を聞かされたときには「ホントォ〜?」と疑っていました。ですが、実際に手にしてみれば、収穫用に使われたという話も納得。メイプルの木を適度に薄くスライスしたものを丁寧に手編みして作られています。優れた強度と質感を持ち、その重厚感と言ったら他のバスケットでは決して味わえません。コレを触っちゃったら他のモノは持てない……、そういう経験をクルマでもお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんね。
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今ではプラスチック製の専用トレイ(プロテクターと呼ばれています)や、豊富な柄の専用クロス(ライナーと呼ばれています)も別売され、シンプルながらお洒落さもあり、多くの女性をトリコにしています。おかげでセカンドハンドのバスケットにも信じられないほどの高値がついており、この値崩れの無さは中古車も完敗ものです。新品の価格も「たかがバスケットでこんな値段なのぉ?」と不満を漏らしたくもなりますよ。
極々小さなものでも30ドルは下らず、それにプロテクターやライナーを付けて、TAXまで入れたら70ドルコース。それでもひとつ買えばまたひとつ……と増やしたくなるのが乙女心。 |
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写真をご覧になればわかると思うのですが、本社はまさに『ロンガバーガー御殿』。バスケットのカタチをしたこのビルが、乙女心をくすぐらないワケがありません。近隣には工場とショップを併設したバスケット版ネバーランドもあり、工場では自分でバスケットを作ってみることもできます。さらに、かつて本社があったという小さな町まで足を延ばせば、ロンガバーガー・バスケットツアーを完全制覇できます。 |
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アメリカは歴史の浅い国ではありますが、アンティークショップの数は全米に数え切れないほどあります。参考までにアンティークとは正確には100年以上経っているモノのことを言い、アメリカのアンティークショップにあるものをそのルールに従って呼ぶなら、コレクタブルアイテムとなります。そんなショップでも、このバスケットが素晴らしいお値段で売られています。アメリカ人が夫婦や友人たちと訪れ、古い家具やランプ、置物、食器や絵画などを物色している光景を目にします。日本のリサイクルショップとどう違うのかと思ったりもするのですが、そこに並ぶものは芸術性や歴史的価値のあるものが主なものなのだと、後からわかりました。 日本人にとってアンティークと言えば、ファイヤーキングの食器ほど人気のものはないのではないでしょうか。これは私の独断と偏見による感想です。しかし噂によると、東京にはファイヤーキング・カフェというものもあるのだとか? ファイヤーキングはオハイオ州のホッキングヒルが発祥地であるアンカーホッキング社というところの商品のひとつ。1930年代から1970年代の間にシリーズが続々と登場し、レストランや一般家庭でごく普通に使われていた食器です。これもまた、古い食器のどこにそんな魅力があるのだろうと疑いたくなるものです。 |
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しかし一度手にとってみると、その魅力もちょっと頷けます。陶磁器ではなくガラスで作られているのですが、どれも独特の厚みと淡い色を持ち、優しくて可愛く、そして少し懐かしい感じがするところが魅力だと私は思います。陶磁器を持つクールな印象とは全く異なるのです。
これもまたひとつ買えばまたもうひとつ……の世界。私の場合、アンティークショップではミニカーを見つけるのも楽しみ。でも、ヨーロッパほど程度のよいミニカーにはなかなかお目にかかれませんけれど……。 男性には、いやオハイオに住んでいない人にとっては、あまり興味のないお話だったかもしれません。しかし、こんな一面というかこういうモノも世の中にはあるんだ、「フーン」と最後に一言呟いていただければ幸いです。 |
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2005/06 |