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ちょうど一ヵ月前に、デトロイト・ショーというインターナショナル自動車ショーが行なわれたばかり。そこでいわゆる地方開催にあたるシカゴ・ショーには話題性は期待をせず、飛行機なら1時間だからと気軽な気分で出かけてみたのでした。
プレスデイの来場者数は国際モーターショーのデトロイトと比べたら圧倒的に少ない。それでもここで発表されるコンセプトカーや新車もあるのだとか。朝一番、KIAのカンファレンスでも早速『SEDONA』というミニバンをフルモデルチェンジすると発表していました。そして、そこで商品の説明に登場したのは何とYumi Takayamaさんという日本人女性でした。堂々とプレゼンテーションをする姿にとにかく感動してしまいました。
私はモーターショーのプレゼンテーションで、いや会社を代表してクルマの紹介をした女性を初めて見ました。後でわかったことだけど、彼女はKIA社にとっても初の女性プロダクトストラテジーマネージャーであり、以前はトヨタで2代目RAV4などを担当した経歴を持っているのだとか。2歳で渡米しているからたぶん日本語は苦手なんだろうな……。話をしてみたかったけれど、カンファレンス後の彼女は大勢の記者に囲まれており、そこに入ることはできませんでした。しかし、朝一番から早起きしてここに来てよかったと思えるほど、私にとっては嬉しい出来事でした。
次のカンファレンスは……とウロウロしていると、大きな戦車が私の目に! 同時に『裕子まっしぐら……』。一般プレスらしき人が中から出入りしている……、ってことは私も中に入れるの? そんな様子を察してくれたデンゼル・ワシントンばりに素敵なインストラクターさんが私を中に案内してくれたのです。
目の当たりにした私はもう大興奮! 予想どおりに狭い最新の戦車の中をグルグルと見てまわり、赤外線レーダーを通して映し出されるモニターで周囲の通行人や看板を相手に攻撃用のボタンまで押させてもらいました。まるでゲーム感覚。照準を定めるのはかなり難しく、悪路を走行中にそんなことをするのはやはり相当な訓練が必要そう。あっ、そう言えば今日の私のスーツのグリーンは彼らのユニフォームと同色? それならこのクルマに似合ってるかしら、ウフッ(絶対に似合ってない)。順番待ちをしていた方にカメラを預け、戦車の中から上半身を出し、乗り心地はどんなんだろうなどと想像してみました。
デトロイトにはたぶん来ていなかったと思うのだけど、彼らはUS ARMYのスタッフとして勧誘目的でブースを出展しているのだそう。勧誘はTVコマーシャルでも盛んに行なわれています。そう言えば、アメリカで大人気のモータースポーツ、NASCARでもUS ARMYカラーのクルマが走っています。国の予算をモータースポーツにまで使って宣伝&勧誘をしているのかと(事実確認はしてませんが……)、驚いたものです。シカゴ・ショーの会場ではDVDやピンズ、カタログなども無料で配布。人間的にも魅力的な人からの説明やゲーム感覚で体験できる最新兵器、その効果はやっぱりあるのかもしれません。でも戦争は反対!
シカゴ・ショーは展示も楽しい。トヨタのトラックにいっぱいのバスケットボール。うちの(DODGE)トラックはこんなに力持ちです、というのを表すのに、無惨にもスクラップにされた他メーカーのトラックとか。そして、同じフロアには3メーカーもがかなり立派な試乗コースを設けていました。さらに、ボルボがレゴ・ブロックで作った実寸クロスオーバーは大人も子供も大注目! あれはある種の芸術品! さむいさむいいシカゴで開催されるモーターショーは、屋内イベントとして楽しむのにはピッタリのショーなのでした。
2005/02/11